てきとう日記

てきとうです

ブルーバックス立ち読みジジイに感謝

今日は珍しく出かけた。簿記三級の過去問を解くのに飽きてしまったため。この感じだとどうせ三級受かるし二級のテキストと問題集買いに行くことにした。ついでに古本屋に寄って要らない本を売却することにした。

 

 試験合格と研修の間に空白期間があるため、今は子供部屋おじさんをしている。多少の都会に住んでいればバイトでもしたんだけど異常田舎だし、まあこれがホンマの人生最後の夏休みだし、実家の力仕事や庭仕事でもしよう、適当な言い訳をして働いていない。それで過ごしている子供部屋には中高生の頃に読んでいた本が並んでいて、大学以降に買った本が入る間がなかった。思い腰を上げてやっと処分することにした。


 みかんの段ボール3つ分くらい持って行ったが、1200円程度だった。有川浩東野圭吾石田衣良も一冊5円以下だった。みんな娯楽小説でしょーがねーなと思う。自分としては引き取ってもらえるだけマシだった。もう少し、大人になってから読み返せる本を読んでおくべきだった。ただ、これが当時の自分にとって最大限の文化的活動だったと思う。せめて芥川賞くらいは読んでいれば陰のある良い味の人間であったかも知れないが、普通におもんなくて読まなかった。そういうおもんない本って、子供の頃だと、親とか友人の影響がないと読むようにならないと思うわ。今は西村賢太とか大好きだけどよ。
 ガキの頃から娯楽小説といえど文章を大量に読んでいた結果、文章を読み解き書く力が身に付き、試験に挑戦し何でも屋的職業に就こうとしているのは因果的だと思う。娯楽小説には「なんでも屋」がよく登場するため。石田衣良IWGPの主人公とか、米澤穂信の主人公(記憶違いでなければ『犬はどこだ』)とか、『オール』(著者は越谷オサム?前二者ほど有名じゃない)だとか。

 

 帰りに簿記のテキストのため書店へ。
 せっかくなので欲しかった本も見るかー、と思っていた。最近はもっぱら身体の科学が気になっていたので、新書コーナーを見ていた。めぼしいのはブルーバックスだったのだが全然見つからない……と思っていたら、立ち読みして山のごとく動かないジジイの目の前にあった。オイオイおっさん、というかおじいさん、気になるから退いてくれんかね、という感じで寄ったのだが動きそうもなく、諦めた。どうせAmazonで買うつもりだったし。
 代わりにと言っては何だがブレみかの『ワイルドサイドをほっつき歩け』を買った。ブレイディみかこ氏なんか流行ってるし一冊くらい読んでおきたい。テーマが「おっさん」だしこれなら読めるやろ、という判断。帰ってきてから最初の数ページだけ眺めたが、面白過ぎてブルーバックスジジイに感謝した。彼がいなければ『「超」免疫入門』を買って帰るだけだったろう。本との出会いというのは偶然である。

Walk On the Wild Side

Walk On the Wild Side


題名の元?的な曲。音楽に詳しくないのでルーリード誰やねんと思ったが、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドと聞いて知識が繋がった。チェコ独立に一枚噛んでいるシンガーであるということである。反共運動をしていた劇作家がハマり、流行ったのではなかったか。それでその劇作家はのちに大統領になる。という話を映像の世紀で観ただけ。不勉強で戦後史全然知らないが、プラハの春とかその時代。
 歌詞が内省的で…的な話を聞くので、もうハマれない*1。もっぱら今は2024年も最高の年にしようぜエビバデ!*2的な曲しか聴けなくなった。

二級はそれなりに歯応えがある。
覚えることはそれなりに多い。しかも作業が多そうな連結決算って一級じゃないんかい。
ただ、貸借対照表やら損益計算書の仕組みは理解したから、あとはそこに打ち込むだけなのよね。ガイドが頭の中にある以上、三級ほどは苦痛でない。

 

 

 

*1:人生における作品消費期限(年齢)ってのはある。10代の繊細さなんてもう持ってない。

*2:けん玉ギネス失敗後